トパーズ（黄玉）／Topaz

和名は「黄玉」だが、無色、ピンク、黄色、青、緑と色の種類が豊富な石。柱状の結晶は断面が菱形。数十kgの結晶もそれなりに発掘されるため、博物館の鉱物コーナーでは大きなものが展示されていることも多い。劈開（へきかい／cleavage）は一方向に完全（perfect）なので、硬度は8だが一方向に欠けやすい。

黄色のトパーズを熱処理するとピンクに変わり、無色のトパーズは熱処理後、照射すると青色に変化する。放射線処理で、さまざまな色に変わるが、太陽光に長時間さらすと退色する可能性がある。天然石には特徴的な涙型のインクルージョンがあることもある。

古代ギリシャでは困難な時に力を増強してくれる石と信じられていた。11月の誕生石であり、「忠誠、友情、誠実」という言葉と結びついている。インペリアル・トパーズには正確な定義がないので、黄色〜褐色、ピンクや赤を含めたりと店によって様々である。

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